日曜日, 12月 26, 2010

ポータブルHDDをWindows, Mac, Linuxで共有してみた

安かったからという理由でWestern Digital My Passport Essential WDBAAA2500ABK-NESNとかいうUSB HDDを買った。良くあるUSB接続HDDだと思って調べずに買ったらいろいろ驚いた。一緒にリードオンリーなストレージが見えて、そこにあるユーティリティを介さないとストレージにアクセスできない。しかも、仕事で使用しているWindowsでマウントしてからアンマウントしようとすると見事にブルースクリーンに。これでは使えないので、どうにかならないか検討してみた。

調べてみると、新しいファームウェアにすればデータ秘匿機能を無効にする事ができ、Ubuntuなどでも使えるようになるようだ。また、例のリードオンリーなストレージも見えなくする事ができる。それではとOSX用のファームウェアをダウンロードしてアップデート。確かに例の機能は無効化できて、普通のUSB HDDの用に使えるようになった。

次は何のファイルシステムでフォーマットすべきかで悩む。以前はLinuxしか使わない時期が長かったので、ext2-ext3でフォーマットする事が多かった。今の仕事をするようになってからは流石にWindowsを使う事が多くなったのでFAT32にしたりもした。最近は200GB程度の軽く4GBオーバのファイルを多く取り扱っていたので、NTFSでフォーマットして使っていた。このような大きなファイルを扱うようになるのと前後してUbuntuを使うようになった。以前はLinuxのNTFS対応は実験的実装の時期が長く、読み出すのはできてもファイルを書き込むのは怖くてできなかった。ところが最近のUbuntuでは普通に勝手にマウントされて書き込み危険の警告も無く、あっけなく書き込むことができている。問題はOSXへの対応だ。OSXではNTFSのファイルを読む事はできるが書き込む事ができないと思っていた。FUSEを使おうかと思っていたのだけど、パフォーマンスを考えれると二の足を踏んでいた。ところが調べてみると、Snow LeopardではNTFSへの書き込みに対応していたらしい。しかも簡単にマウントするツールもあるらしいときき、導入してみたところ実に快適である。取りあえずこれで使い続ける事にする。